クリエイション・スープの楽しみ方
Guide To Creation Soup

●出席者(順不同、敬称略)
小山田圭吾/フリッパーズ・ギター
小沢 健二/フリッパーズ・ギター
瀧見 憲司/DJ・ライター

1991.9.21.  日本コロムビアにて

 

《GUIDE》

"Vol.1"
瀧見 : というワケで、初心者むけにわかりやすい聴きどころ解説みたいなものを一つやんないと、コレ、完全並列化してるからね(笑)。
小沢 : 僕らだったら曲名見てハイライトわかるけど、予備知識なしで5枚全部通して聴くのは、やっぱツライものがあるでしょう(笑)。実際、自分で聴こうと思ってもさぁ、当時のシングルのB面とか覚えてないじゃん。それに当時は、このバンドはジャケットがコレだから何となくこうだろう、とかそういう雰囲気を含めて聴いたものが、ズラ〜っと順番に並んでるんだからね。
小山田: でも逆に言えば面白いっていう。その人の感性がたまたま変なところにあって俺らが考えもつかないようなところにハイライトがくるかもしれないじゃん(笑)。単に並んでるだけ、っていうのは凄いよ(笑)。
瀧見 : 記録だからね。
小沢 : Vol.1って言えば、やっぱりパステルズの「Something Going On」、ロフトの「Why Does The Rain」
瀧見 : ビフ・バン・パウの「Fifty Years Of Fun」、といったところが0番台名曲ベスト3って感じだよね。
小山田: レヴォルティング・ペイント・ドリームの2曲もシブくていいと思うけどね。
小沢、瀧見: それ裏って感じ。
小山田: 『Flowers In The Sky』って名シングル・コンピのタイトルにもなったしね。
瀧見 : 一時期のクリエイションを象徴するタイトルだよね。このバンドってナゾでさ、プライマルのアンドリューのバンドとかアラン・マッギーのもう一つのバンドとか色々なウワサがあった。でも正体はナゾ。
小沢 : あと記念すべきクリエイション1stリリースという事でリジェンド。まあハイライトでも何でもないけどさ(笑)。
小山田: こんなの誰も見たこと無いよ(笑)。
瀧見 : リジェンドはビフ・バン・パウの前身バンド。ラフィン・アップルにアランの友達でコメディアンというウワサのジェリー・タックリーを加えたバンド。
小沢 : 後、ジャスミン・ミンクスの「Think!」とかもね。
瀧見 : でもロフトの「Why Does The Rain」は名曲だよな。ウエザー・プロフェッツになってからエレヴェイションからも出してるけどさ、コレは是非クリエイション・ヴァージョンを聴いて欲しいと。後はX−メンだな、なんて。
小山田: そんなやついないって(笑)。

"Vol.2"
瀧見 : Vol.2は超充実。
小沢 : 本当そうだよね。パステルズ「Million Tears」!
瀧見 : あのイントロのベース・ラインは本当グレイトって感じ。
小山田: 「Baby Honey」も入ってるぞ(笑)。
瀧見 : しかし何と言ってもプライマルのデビュー・シングルの2曲が! 「It Happens」!
小沢 : 「All Fall Down」!
瀧見 : 俺はB面の「It Happens」の方が好きなんだよ、コレはホント名曲。
小山田: 俺もそう思う。
瀧見 : このシングルの裏に写ってるメンバー写真でボビーが着てる白いスイング・トップが、なんか格好よくてさ。似たようなヤツ買ったぞ俺(笑)。
小山田: ボビーもアレ気にいっててさ。実は今でも着てるんだって(笑)。
小沢 : 後、強力な裏ハイライトでスローター・ジョーの「I'll Follow You Down」。
小山田: TV'sのジョー・フォスターのバンド。ジョーはクリエイションのスタッフでもある。後、ジーザス・フォロワー極めつけのミート・ウィップラッシュもはいってるじゃん。
瀧見 : ボディーンズ1stも入ってるよ。でもこれはイマ一つかな。ロフトの2nd「Up The Hill & The Down The Sloap」も初期クリエイションの名曲の1つ。

"Vol.3"
瀧見 : Vol.3も凄いんだよ。ハイライトだらけで。
小沢 : やっぱりファイヴ・ゴー・ダウン・トゥー・ザ・シーかな(笑)。
瀧見 : ムーディスツかな(笑)。
小山田: 違うだろって(笑)。
瀧見 : でもムーディスツのシングルって同郷のゴー・ビトゥイーンズのメンバーとかゲストで入ってたよね。
小沢 : パステルズ、ビフ・バン、プライマルの凄いシングルがあるよね。
瀧見 : ここら辺は出世作って感じだよね。プライマルの3曲を聴け!って感じだけどさ。
小沢 : Leave Me Alone〜(うたう)
小山田、瀧見: Leave Me Alone〜ォォォォン(うたう)って。
瀧見 : それで何だかしらないけどここに入ってる「Crystal Crescent」ってヴァージョンが元のレコードと違うんだよ! なんかデモっぽい感じで。
小山田、小沢: ホントだ。何だコリャ、凄すぎる。
瀧見 : 問い合わせしたんだけどさ、なにか答えが返ってこないの。何でだろう。でもコレは目玉だよね。そんで更に凄いことにウエザー・プロフェッツの「Almost Prayed」も同じように違うんだよ!
小山田、小沢: うーん凄い!
小沢 : なんかデモかなんかが入っちゃったのかね。
小山田: フェルトの「Ballad Of The Band」も入っている。
瀧見 : フェルトとかビフ・バンのここら辺のシングルって7"と12"でジャケットが違ってたよね。おぉ、後、ボディーンズの「William Shatner」が入ってるじゃん、3RDの。どうでもいいけどボディーンズのヤツのギター、小沢君のと同じなんだよね。赤いテネシアン。
小沢 : マグネット行った後のビデオで知ったんだよ。
小山田: このVol.3は、色々な趣味のヒトが満足できるんじゃないかな。
瀧見 : プライマルはジム・ビーティーのインスト名曲「Spirea X」も入ってるしな。ジム、今、ここから名前取ってバンドやってるしね。
小山田: 今、ボビーと一緒にやったらいいと思うけどなぁ。
瀧見 : やっぱり2ndのハード・ロック路線がやだったのかね。あの12弦はホントいいよな。

"Vol.4"
小沢 : ここら辺になると音質もあがってくるよね。フィル・ウィルソンのソロ第一弾、そしてモーマスの移籍第一弾、あとウエザー・プロフェッツの2ndといったところがやっぱりいいよね。
瀧見 : フィル・ウィルソンはB面の「Even Now」もいいよ。モーマスのコレは、黙ってきいてくれって感じ。
小山田: ホントいい曲。
小沢 : スローター・ジョーの例のシングルも入ってるよね。これやっぱり裏か。
瀧見 : 裏。ニッキ・サドゥンとバースディー・パーティのローランド・ハワードのシングルは裏の裏って感じか(笑)。
小山田: ビフ・バン・パウの「Someone Stole My Wheel」もいいよね。

"Vol.5"
瀧見 : いきなりベイビー・アンフェタマインから始まるのか。これって完全なアランのでっちあげバンド。女の子3人組でなんとラップ。歌詞が強力なんだよな。
小沢 : でもそれ完全裏でしょう(笑)。
小山田: Vol.5で表って何になるんだろうね。何かコレ、裏っぽいところが充実してるなぁ。
瀧見 : エミリーとかね。フェルトの移籍第2枚目とか。コレB面の曲いいよね。
小山田: 表って普通にいうと、やっぱりハウス・オブ・ラブになるんだろうな。
瀧見 : フィル・ウィルソンの2枚目も入ってるけどな。でもなんかやっぱ地味だしな。
小沢 : こうなると、やっぱりハイライトはVol.2、3に集中してるな。
小山田: でもコレ人によって全然違うかもね。
小沢 : まあ多少はね。でも大体こんなもんでしょう。
瀧見 : こんなもんでしょう(笑)。
小山田: こんなもんでしょう(笑)。
小沢 : 何か突然終わるな。
瀧見 : まあ、始まりと終りは突然やってくるもんだから、なんて(笑)。
小山田: なんて(笑)。
小沢 : なんて(笑)。


●アラン・マッギーへの書簡による質問と答え


1986年、当時ブリティッシュ・レイルウエイに勤める23歳の青年だったアラン・マッギーによって設立されたクリエイション。名実共に現在のイギリスのトップ・インディペンデェント・レーベルも最初は100枚単位の7インチ・シングルを身内感覚でリリースしていたに過ぎなかった。パンクに影響を受けた/典型的な中産階級の/熱狂的な音楽ファンの/起こしたマジックは一体なんだったのだろうか。これは“クリエイション”をそのまま体現しているアラン・マッギーとの書簡によるインタヴューである。ちなみにここ2年余り、彼は本国では公式なインタヴュー取材は一切受けていない。

構成:瀧見憲司



1: レーベル設立を思い立った具体的な理由を教えてください・
A: 誰かがなにかを始める時っていうのは、過去の人生経験や、したい事としたくない事の感覚における否定肯定両方の反応が絶頂に達したときといえる。パンク・ムーブメントは僕に刺激を与えてレーベル設立への行動を起こさせた。社会の構造は人々に彼らが何者であるかを教えて簡単に操れるものだと限定することで現状維持を続けてきた。接触不可能なエリート達がほとんど力を独占している間違ったシステムが確かに存在している。僕の目的はこの現実の間違った単一的な論理に挑戦しコミニュケイトして、輝かしくカラフルな意見と個性の様々な暴動を起こす事だ。

2: レーベルを始めた時、具体的なヴィジョンは存在しましたか。
A: もしこれがヴィジョンと呼べるならだけど、変化を喜んで受け入れる事や多様性がある事、それに音楽のメッセージで他の人達とコミュケーションを取って人生に感動を与える事。

3: それまで働いていたブリティッシュ・レイルウエイをやめて、レーベル運営一本でいこうと思った時の心境を教えて貰えますか。
A: 1の質問でも答えたけど過去の人生経験は全て現在の自分を形成する重要な要素だからそうした意味ではブリティッシュ・レイルウエイでの経験なしでは現在のクリエイションはありえない。仕事を辞めようと思った時は、確かなものはなかったにもかかわらず確信のようなものはあった。

4: クリエイションを“事業”として意識したのはいつ頃ですか。
A: 多分ジーザス&メリー・チェインの"Up Side Down"をリリースした後の85年だと思う。“事業”とはいっても、クリエイションが月並みな意味のビジネスになることは絶対にないんだけどね。動機が違うんだから。

5: レーベルを運営していくうえでポリシーというものは存在しますか。
A: もしクリエイションにポリシーというものが存在するとしたら“ノー・ポリシー”になると思う。才能、本能、インスピレーション、ヴィジョン、自由、そういうものだね。

6: クリエイションはイコール、アラン・マッギーと考えてもいいのですか。
A: そう、アラン・マッギー自身がクリエイションだね。だから言うまでもなくイエス。

7: クリエイションを一言で言い表すと何になりますか。
A: "THE LABEL OF LOVE"

8: クリエイションと他のレコード会社/レーベルの最大の違いはなんだと思いますか。
A: WE LISTEN!

9: バンド、レコードをセールスする上で何を一番意識しますか。
A: 僕は何よりもまず“音楽”に関心があるから、一番重要なのは当たり前の話かもしれないけど音楽それ自体。その延長線上にアーチストがいる。もし僕がアーチストに“何か”があると信じていて、アーチスト自身がそれに気付いていなかったり、表面化していなくても“個性”は音楽に現れるものだから、僕はそれを意識する。結局、ビジネスとはいってもハートが一番重要だから。

10: 新人バンドを選ぶ基準を教えてください。
A: 2と5と9を参照して。

11: クリエイションの現在の成功の最大の要因は何だと思いますか。
A: 純粋な実在物としての音楽というものは、つかみどころのない実体のないもので、それは何にも囚われる事も、支配される事もないものだ。いわゆる生活必需品というわけじゃないし(今言っているのは音楽の事でレコードの事じゃない)。僕の主観的な見方でしか“本物”になり得ない。僕は、その“音楽”の可能性を育成してきたにすぎない。

12: 現在のクリエイションの会社としての概要を簡単に教えてください。
A: 熱狂者とファンのグループ。

13: 現在これだけの規模になっても、インディペンデント・レーベルだという自負はあるんですか。
A: インディペンデントもそれ自体には意味も価値も無くって、大体は標準以下の音楽を演るミュージシャンの存在表明のようなものになってしまっている。僕はそういった“インディーズ”と小ぜり合いをしている気は毛頭ない。僕達のやっている事は、僕たちのプライドの反映だから。

14: あなたの現在の具体的な仕事内容を教えて下さい。
A: オックスフォード英語辞典によると、“社長”というのは「会社の方針を指揮する人」とあるけど、その意味では僕はクリエイションにかかわる事を全てこなしている。僕は同じように別のマネージメント会社も持っているけど、クリエイションの名前で僕が出来る事はもうこれ以上ない。

15: WEAとのジョイント・レーベル、エレヴェイションを今振り返ってみてどう思いますか。
A: 有益な学習体験。

16: あなたはビフ・バン・パウでバンド活動もしていますが、そのスタンスについて教えてください。
A: ビフ・バン・パウはもう存在していない。違う時には違う事を言うかもしれないけど。これについては僕はもうこれ以上具体的に言えない。レコードを聴いて欲しい。

17: あなたにとって個人的なヒーロー、フェイヴァリット・ミュージシャンを教えてください。
A: 何から始めようか。僕にとって大事な人は沢山いるから迷うね。ボビー・ギレスピー、ボブ・ディラン、アーサー・リー、ケヴィン・シールズ、アレックス・チルトン、ロッド・スチュワート、ルー・リード、シェーン・マクゴワン、ティーンエイジ・ファンクラブ、ダイナソーJr.のJ・マスキス、ローリング・ストーンズ、ジョン・レノン、ニール・ヤング、マーク・ホリス、そして僕のガールフレンド。

18: 今後のプランについて簡単に教えてください。
A: 世界中に僕らの音楽をセレブレイトし続けていくつもり。

19: 最後に日本のファンにメッセージを。
A: "KEEP THE FAITH FOR 1992"


Track List

Volume one
THE LEGEND / 73 in 83
THE LEGEND / You Were Glamorous
THE LEGEND / Melt The Guns
REVOLVING PAINT DREAM / Flowers In The Sky
REVOLVING PAINT DREAM / In The Afternoon
BIFF BANG POW! / Fifty Years Of Fun
BIFF BANG POW! / Then When I Scream
JASMINE MINKS / Think
JASMINE MINKS / Work For Nothing
THE PASTELS / Something's Going On
THE PASTELS / Stay With Me 'til Morning
X-MEN / Do The Ghost
X-MEN / Talk
BIFF BANG POW! / There Must Be A Better Life
BIFF BANG POW! / Chocolate Elephant Man
JASMINE MINKS / Where The Traffic Goes
JASMINE MINKS / Mr. Magic
THE LOFT / Why Does The Rain
THE LOFT / Like
THE LEGEND / Sings The Blues
THE LEGEND / Arrogant Basterd


Volume two
THE PASTELS / Million Tears
THE PASTELS / Surprise Me
THE PASTELS / Baby Honey
X-MEN / Spiral Girl
X-MEN / Bad Girl
LES ZARJAZ / One Charming Night
LES ZARJAZ / My Baby Owns A Fallout Zone
THE LOFT / Up The Hill & Down The Slope
THE LOFT / Tuesday
THE BODINES / God Bless
THE BODINES / Paradaise
PRIMAL SCREAM / All Fall Down
PRIMAL SCREAM / It Happens
JASMINE MINKS / What's Happening
JASMINE MINKS / Black & Blue
SLAUGHTER JOE / I'll Follow You Down
SLAUGHTER JOE / Napalm Girl
MEAT WHIPLASH / Don't Slip Up
MEAT WHIPLASH / Here It Comes
THE LOFT / Lonely
THE LOFT / Time
SLAUGHTER JOE / Surely Some Of Joe's Blues
SLAUGHTER JOE / Fall Apart


Volume three
FIVE GO DOWN TO THE SEA / Aunt Nelly
FIVE GO DOWN TO THE SEA / Silk Brain Worm
FIVE GO DOWN TO THE SEA / Women
THE PASTELS / I'm Alright With You
THE PASTELS / For What It's Worth
THE PASTELS / Couldn't Care Less
THE MOODISTS / Justice & Money Too
THE MOODISTS / You've Got Your Story
THE MOODISTS / Take Us All Home
BIFF BANG POW! / Love's Going Out Of Fashion
BIFF BANG POW! / It Happens All The Time
JASMINE MINKS / Cold Heart
JASMINE MINKS / World's No Place
PRIMAL SCREAM / Crystal Crescent
PRIMAL SCREAM / Velocity Girl
FELT / Ballad Of The Band
FELT / I Didn't Mean To Hurt You
WEATHER PROPHETS / Almost Prayed
WEATHER PROPHETS / Your Heartbeat Breathes The Life Into Me
THE BODINES / William Shatner
BIFF BANG POW! / Inside The Mushroom
JASMINE MINKS / Black & Blue
PRIMAL SCREAM / Spirea X
FELT / Ferdinand
WEATHER PROPHETS / Frankie Lymon
WEATHER PROPHETS / Wide Open


Volume four
THE WEATHER PROPHETS / Naked As The Day You Were Born
THE WEATHER PROPHETS / In My Room
FELT / Rain Of Crystal Spires
FELT / I Will Die With My Head In Flames
NIKKI SUDDEN / Jangle Town
NIKKI SUDDEN / The Last Bandit
BIFF BANG POW! / Someone Stole My Wheels
BIFF BANG POW! / It Makes You Scared
SLAUGHTER JOE / She's Out Of Touch
SLAUGHTER JOE / See My Rider
PHIL WILSON / Waiting For A Change
PHIL WILSON / Even Now
MOMUS / Murderers, The Hope Of Women
MOMUS / Eleven Executioners
MOMUS / What Will Death Be Like
BIFF BANG POW! / Everything's Turning Brouchard
BIFF BANG POW! / The Death Of England
BILL DRUMMOND / King Of Joy
NIKKI SUDDEN & ROWLAND HOWARD / Wedding Hotel
NIKKI SUDDEN & ROWLAND HOWARD / Girl With No Name
NIKKI SUDDEN & ROWLAND HOWARD / Hello War


Volume five
BABY AMPHETAMINE / Chernobyl Baby
BABY AMPHETAMINE / Cheque It Out
THE HOUSE OF LOVE / Shine On
THE HOUSE OF LOVE / Love
THE HOUSE OF LOVE / Flow
THE HOUSE OF LOVE / Real Animal
THE HOUSE OF LOVE / Plastic
THE HOUSE OF LOVE / Nothing To Me
BLOW-UP / Good To Me
BLOW-UP / To You
PHIL WILSON / Ten Miles
PHIL WILSON / Jingle
FELT / Final Resting On The Ark
FELT / Autumn
BLOW-UP / Pool Valley
BLOW-UP / Smile
EMILY / Mad Dogs
EMILY / Reflect On Rye
EMILY / What The Fool Said
EMILY / Old Stone Bridge
BABY AMPHETAMINE / Chernobyl Baby (Meltdown Mix)
BLOW-UP / 125
BLOW-UP / I Won't Hurt You
PHIL WILSON / Jackson
FELT / There's No Such Thing As
FELT / Buried While Blind
BLOW-UP / When You Smile
BLOW-UP / Wish


(2000/07/07)